むべなるかな都市伝説<はないちもんめ>はないちもんめ(花一匁)は、こどもの文化|こどもの遊びのひとつ。2組に分かれて、歌を歌いながら歩き、メンバーのやりとりをする。花を一匁(花を買うときの単位)を買う際に、値段をまけて悲しい売り手側と、安く買ってうれしい買い手側の様子が歌われているとされる。
[「貧乏な家の子供(または女の子)が口減らしの為に、人身売買|人買いに豆板銀|一匁(もんめ)で買われ、人買い同士が「勝った(買った)」「負けた(マケた)」と囃し立てる悲しい歌としても一部に考えられているが実際は間違いである。- 2008年5月29日放送『全国一斉!日本人テスト』(フジテレビ)より]遊び方・それぞれの組は手をつないで一列に並んで向かい合う。
・前回勝った組から「か〜ってうれしい
はないちもんめ」と歌の一節を歌いだす。歌っている組は前に進み、相手の組はあとずさりする。
はないちもんめの「め」の部分で足を蹴り上げる。
・歌い終わると、今度は負けた組が「まけ〜てくやしい
はないちもんめ」と歌って、前に進む。このように、歌の一節を交互に歌いながら前後に歩く。
・歌が終わると、それぞれの組で相談して、相手の組から誰をこちらの組にもらうかを決める。決まった組は「き〜まった」と叫ぶ。
・それぞれ「××ちゃん」ともらいたい相手を披露しあう。
・双方の代表者がじゃんけんを行い、勝った組の主張どおりにメンバーがもらわれていく。
・片方の組からメンバーがいなくなれば終了。つづける場合には1にもどる。
歌詞地方によって、いろいろなバージョンがある。*埼玉県大宮市(現:さいたま市)の植水地区で行われていたバージョン(関東?):「勝ってうれしい
はないちもんめ、負けてくやしい
はないちもんめ、となりのおばさんちょっと来ておくれ、鬼がいるから行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、釜がないから行かれない、布団かぶってちょっと来ておくれ、布団破れて行かれない(?)、あの子がほしい、あの子じゃわからん、この子がほしい、この子じゃわからん、相談しよう、そうしよう」
群馬バージョン:「勝って嬉しいはないちもんめ」「負けて悔しいはないちもんめ」「隣のおばさんちょっと来ておくれ」「鬼が怖くて行けられない」「御釜かぶってちょっと来ておくれ」「御釜底抜け行けられない」「御布団かぶってちょっと来ておくれ」「御布団ぼろぼろ行けられない」「あの子が欲しい」「あの子じゃ分からん」「この子が欲しい」「この子じゃ分からん」「相談しよう、そうしよう」
関西(大阪府・兵庫県・京都府など)バージョン:遊び方3のあと、「タンス、長持、どの子が欲しい?」「どの子じゃわからん」「あの子が欲しい」「あの子じゃわからん」「この子が欲しい」「この子じゃわからん」「相談しましょ」「そうしましょ」の歌が入ってから、4で相談する。
愛知県西部(名古屋など)バージョン:「勝ってうれしいはないちもんめ、負けて悔しい大根の尻尾、隣のおばさんちょっとおいで、鬼がいるからよう行かん、お釜かぶってちょっとおいで、お釜底抜けよう行かん、座布団かぶってちょっとおいで、座布団びりびりよう行かん、あの子が欲しい、あの子じゃわからん、この子が欲しい、この子じゃわからん、相談しましょ、そうしましょ」
愛知県東部バージョン:遊び2と遊び3で前進した最後は片足を蹴り出す。続けて、「あの子が欲しい」「あの子じゃわからん」「この子が欲しい」「この子じゃわからん」「相談しましょ」「そうしましょ」と交互に歌いながら前進後退を繰り返し、前進した最後は片足を蹴りだす。遊び6では指名された人同士でじゃんけんをする。
静岡バージョン:遊び方3のあと、「あの子が欲しい」「あの子じゃわからん」「この子が欲しい」「この子じゃわからん」「ま〜るくなって相談、あっかんべ〜(と言いながらお互いに「あかんべえ|あっかんべ〜」のしぐさをする)」と言う。5は、「××ちゃんが欲しい」「○○くんが欲しい」と言い、6で、指名された人同士でじゃんけんをする。
静岡県とある市バージョン:遊び3のあと、「あの子が欲しい」「あの子じゃ分からん」「この子が欲しい」「この子じゃわからん」「まとまって相談、そうしましょ、ゴリラ、パンツ、あっかんべ〜」と悪態をついて、遊び4以降へ
富山バージョン:遊び方6の前に「ねこねこねずみとり いたちがおいかけた それじゃんけんぽん」という歌を歌いながら、指名された子どもが、小指と小指をつないでけんけんをしながら回り、最後にじゃんけんをする。
宮城県南部の一例:まず、二組に分かれたらとなりのおばさんちょっと来ておくれ、鬼がいるから行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、釜破れて行かれない、鉄砲かついでちょっと来ておくれ、鉄砲ないから行かれない。あの子がほしい、あの子じゃわからん、相談しましょ(相談すべし)、そうしましょ(そうすべし)」とやる。そして5で名乗り合ったら、「なーにで行くの」「ひっぱりこ(じゃんけん等)でゆくの」と勝負方法が選択できる。
新潟県新潟市内で歌われていたバージョン:「勝ってうれしい花いちもんめ、負けて悔しい花いちもんめ、隣のおばさんちょっとおいで、鬼が怖くて行かれません、お釜かぶってちょっとおいで、お釜底抜け行かれません、座布団かぶってちょっとおいで、座布団ぼろぼろ行かれません、あの子が欲しい、あの子じゃわからん、この子が欲しい、この子じゃわからん、相談しましょ、そうしましょ」で、それぞれ相談。決まったら「き〜まった〜き〜まった〜」と叫び、指名する人の名前を呼ぶ際「かわいいかわいい」をつける
東京都:2と3で前に進む最後は片足を蹴り出す。「勝ってうれしい花いちもんめ、負けて悔しい花いちもんめ、隣のおばさんちょっと来ておくれ、鬼が怖くて行かれない、お布団かぶってちょっと来ておくれ、お布団ぼろぼろ(若しくはびりびり)行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、お釜底抜け行かれない、(鉄砲かついでちょっと来ておくれ、鉄砲あるけど弾がない、)あの子が欲しい、あの子じゃわからん、この子が欲しい、この子じゃわからん、相談しよう、そうしよう」
神奈川県横浜市のとある地域バージョン?:「勝ってうれしい花いちもんめ、負けて悔しい花いちもんめ、隣のおばさんちょっと来ておくれ、鬼が怖くて行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、お釜底抜け行かれない、鉄砲かついでちょっと来ておくれ、鉄砲玉無し行かれない、お布団かぶってちょっと来ておくれ、お布団びりびり行かれない、あの子が欲しい、あの子じゃ分からん、この子が欲しい、この子じゃ分からん、相談しよう、そうしよう」
神奈川県川崎市:「勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめ、隣のおばさんちょっと来ておくれ、鬼がいるから行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、お釜底抜け行かれない、鉄砲かついでちょっと来ておくれ、鉄砲ないから行かれない、お布団かぶってちょっと来ておくれ、お布団びりびり行かれない、あの子が欲しい、あの子じゃ分からん、この子が欲しい、この子じゃ分からん、相談しよう、そうしよう」
千葉県バージョン?:「勝ってうれしい花いちもんめ、負けて悔しい花いちもんめ、隣のおばさんちょっと来ておくれ、鬼が怖くて行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、お釜底抜け行かれない、座布団かぶってちょっと来ておくれ、座布団ぼろぼろ行かれない、あの子が欲しい、あの子じゃわからん、この子が欲しい、この子じゃわからん、相談しよう、そうしよう」
福島県?:「勝ってうれしいはないちもんめ 負けてくやしいはないちもんめ あの子がほしい あの子じゃ分からん その子がほしい その子じゃ分からん 相談しましょ そうしましょ ちょいとま〜る〜め・・・き〜まった そっちからどうぞ そっちからどうぞ ××ちゃんがほしい ○○ちゃんがほしい 何でいくの (じゃんけん又は引っ張りっこなど)でいくよ」
福島県?:「もんめもんめもんめはないちもんめ あの子がほしい あの子じゃ分からん 相談しましょ そうしましょ・・・○○ちゃんがほしい ××ちゃんがほしい」
福島県?:「ふるさと求めてはないちもんめ・・・」ではじまる。
愛媛県:遊び方3のあと、「あの子が欲しい」「あの子じゃわからん」「相談しましょ」「そうしましょ」
福岡県:「勝って嬉しいはないちもんめ 負けて悔しいはないちもんめ あの子が欲しい あの子じゃわからん 相談しましょ そうしましょ。 あらよ ばいばい あっかんべー(あらよ しっしっ ベー の場合もある)」
岐阜県バージョン: 「勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめ となりのおばちゃんちょっとおいで、犬がおるからよういかん、お釜をかぶってちょっとおいで、穴があいててよういかん、座布団かぶってちょっとおいで座布団ぼろぼろよういかん。あの子が欲しい、あの子じゃわからん、この子が欲しい、この子じゃわからん、相談しましょ、そうしましょ。決ーまった・・・○○ちゃんがほしい ××ちゃんがほしい。(引っ張り合い)」
高知県バージョン:?勝ってうれしいはないちもんめ??負けてくやしいはないちもんめ??たんすながもちあの子がほしい??あの子じゃ分からん??相談しましょ(または相談しよう)??そうしましょ(またはそうしよう?ソーセージなど)?⇒?きーまった?どっちかが?お先にどうぞ??××ちゃんがほしい??○○ちゃんがほしい??何になって行くの??相談しましょ(または相談しよう)??そうしましょ(またはそうしよう?ソーセージなど)?⇒?きーまった?どっちかが?お先にどうぞ??●●になっておいで??◎◎になっておいで?(動物や昆虫・またはその時に流行っている人物などを指定してそれのマネをしてジャンケンをする)
脚注
その他
[ はないちもんめを題名とした作品 ]
岩下志麻などが出演した1968年のテレビドラマ『花いちもんめ』。
永島慎二の1971年の漫画『花いちもんめ』。第17回小学館漫画賞受賞。
はっぴいえんどの1971年のシングル曲『花いちもんめ』。
長渕剛の1982年のシングル曲『花いちもんめ (長渕剛)|花いちもんめ』。
伊藤俊也監督の1985年の日本公開映画『花いちもんめ (映画)|花いちもんめ』。日本アカデミー賞第9回最優秀作品賞、主演男優賞(千秋実)、脚本賞(松田寛夫)。
谷川史子の1989年の漫画『花いちもんめ』。
石牟礼道子の2005年のエッセイ集『花いちもんめ』。
宮本研の戯曲?花いちもんめ」。